メインテナンス治療

治療結果を良好に長持ちさせるためには、歯周病治療がベースのメインテナンスが大切です。歯科治療では結果を長持ちさせることが重要で す。 治療結果を長持ちさせるために重要な事項を大別すると2つあります。

力学的なコントロール
細菌学的なコントロール
この2つが良好にコントロールされてこそ歯科治療の結果が長期的に安定するのです。 この事から、治療結果を長持ちさせるためには、治療 終了後も歯周病を再発させない メインテナンスが重要なのです。 メインテナンスは口腔の健康維持に必要な歯科治療の基本的な考え方となり ます。

メインテナンスの重要性

歯周病が良くなったからといって安心していると大変です

治療終了後から定期的に行われるメインテナンス治療を怠ると、「 6 年後には治療前の歯周病のお口に逆戻りしてしまう」と言うデータがあります

治療終了後も定期的なメインテナンス治療を行いましょう。

メインテナンスとは

定期検診と間違えられますが定期検診が一定期間ごとに検査を行い、悪い部位の発見を目的としていますが、メインテナンスとは、一定期間ごとにお口の中をチェックし、日常生活 の注意事項のご指導・ご相談の後、悪くならないための予防処置を行う、検診とは異なる考え方による予防治療です。

お口の健康を保つためには大きくは2つの事があげられます。

細菌のコントロール(ホームケアーが正しく行われている)と力のコントロール(噛み合わせのバランスが保たれている) が良好に維持されている。この2つの事を管理する事がメインテナンスです。

利点・欠点

治療が終了した後も数カ月毎(その人のお口の状態によって異なります)に歯科医院に通わなければなりません。そして残念なことに健康保 険の範囲ではまかなえない予防治療です。

しかしメインテナンス治療を怠って、再び歯周病や虫歯になってしまった場合、もっと多大な痛みや時間・治療費が必要になってきます。 そ して最悪の場合、かけがえのない歯を失ってしまう事は大変な損害になってしまいます。

方法

数カ月毎に来院して頂きホームケアが正しく行われていたか、生活環境、食生活、喫煙習慣はどうか診察し、指導・アドバイスを行います。 その後、ご自身で清掃不可能な部位をプロェッナショナル・クリーニングします。また、噛み合わせのバランスが保たれているかどうかも診 察し、必要に応じて噛み合わせの調整も行います。