歯周病と全身の関係
歯周病がどうして(どうやって)
心臓病の理数を増加させるの?
歯周病と心臓病の関連性についてはいくつかの学説によって説明できます。一つの学説によると、お口の内の歯垢中の細菌が血流に入 進入し、冠状動脈の脂肪質に付着して血のかたまりを作りながら心臓に感染します。
冠状動脈の病気は、脂肪質のプロテインの蓄積によっておこる冠状動脈の壁が厚くなるという特徴があります。このことは、血のかた まりが出来ると血流を妨害したり、心臓を正しく機能させるために必要な栄養と酸素の供給を制限しまうことがあります。これらは心臓発作の原因になります。
研究者は、歯周病にかかっている人は、かかっていない人の二倍の確率で 冠状動脈の病気にかかっていると報告しています。
歯周病治療の重要性
アメリカの心臓病学会(The American Heart Association)は次のガイドラインを出しています。歯科医または歯周病科医は、歯科の治療中にバクテリアが血流に入らないようにするために、 以下にあるようなことを含む治療をする事が大 切です。
- すでにある歯周病の感染に対する治療
治療前に抗生物質を処方する - もっと頻繁に治療にきてもらう(メインテナンスのための通院をもっと頻繁にしてもらう)ように頼む
- 歯周病を防ぐためにこれまでの家庭での歯のケアについて確認する
もし、あなたが心臓病を患っていたり、(心臓病関係の合併症)と最近診断されいていれば、 特に歯周病に対する健康管理に注意することが特 に大切になってきます。
是非、歯周病科医に診察を受けてみてください。
歯周病は他にも呼吸器疾患、糖尿病や整形外科、そして早産や未熟児の出産などの 大きな病気と関連しています。歯周病科医にかかるときは、 かならず、今までの歯科以外の治療の内容と 自分で気づいている心臓に関する不安や問題があれば、それを明確にする必要があります。
あなたの歯周病医と内科医は協力し合い歯肉だけではなく体全体の健康を助けます。
元米国陸軍将軍の C.エベレット .クープは、「 人は口の内が健康でなければ、からだ全体の健康を得ることは出来ない」といっています。
上記の内容は2001 年に出版された患者さん向け健康本の「歯周病は体中を蝕む!」に 東京ステーション歯科クリニック院長 小川洋一が執筆した内容の一部をWeb 用に改変 したものです。
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